2024年7月3日 – 東京 – ニューメリカルテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区)は、三井住友信託銀行株式会社(本社:東京都千代田区)が、信用リスク管理の内部モデルとして利用していた信用VaRシステムを同社のNtSaaS® for Credit Riskへ移行致しました。
NtSaaSは、ニューメリカルテクノロジーズが2020年から提供しているSaaS型の金融リスク管理ソリューションです。金融機関の内部モデルの高度化を目的とし、市場・信用・統合VaR計測や金利リスク管理、中長期の収益シミュレーションをメインとしたALM等、幅広い分析が可能なサービスです。また、AWS PrivateLinkを利用することで、お客様の端末からインターネットを経由することなくNtSaaSに接続できるため、セキュアなネットワークが構築できます。
三井住友信託銀行は2001年から同社の信用リスク管理システムをほぼ四半世紀にわたり利用しています。今回、三井住友信託銀行が自社のサーバ老朽化に伴い、従来までのオンプレミスではなく、NtSaaSを選択した理由は次の通りです。
- 高いサービス品質と金融業界での実績
NtSaaSに実装されている機能や性能面のみならず、同社が提供する高いサービス品質を評価しています。多くの金融機関での利用実績があることも安心材料です。 - 迅速な移行と拡張性
SaaS型のソリューションのため、迅速な移行が可能です。今後の計算規模の増大など、必要に応じて柔軟にシステムの拡張が可能です。 - セキュリティと信頼性
堅牢なセキュリティ機能と効率的なアプリケーションのバージョンアップにより、サービスの信頼性が向上します。データの保護と業務の可用性の確保が可能です。
三井住友信託銀行IT業務推進第二部の導入担当職員は、「オンプレ時に必要な新サーバ構築や導入後の運用保守体制の検討にかかる時間とコストが大幅に削減可能との試算に基づきNtSaaS導入を判断しました。ニューメリカルテクノロジーズは、金融リスク管理システムの開発能力もさることながら、パブリッククラウドにおいてセキュアなサービスを構築するノウハウや運用実績もあり、問題なく移行迄完了できました。」とコメントしています。
近年の金利上昇傾向において、金融機関では新たなフレームワークの構築が必要とされています。ニューメリカルテクノロジーズは、これまで培ってきた金融リスク管理分野のノウハウを活かし、金融業界をサポートするサービスの開発を行って参ります。