2023年10月10日 – 東京 – 明治安田生命保険相互会社は、自社サーバで利用してきたニューメリカルテクノロジーズ株式会社のNtInsightからSaaS型ソリューションであるNtSaaS®への移行を完了しました。
明治安田生命保険相互会社は、2011年に市場リスク、2016年からALM、信用リスクの領域でNtInsightを活用してきました。この度、サーバの保守切れに伴うシステム更改の際、パブリッククラウドの活用促進を含む同社のDX戦略を背景に、NtSaaSを選択しました。
情報システム部経営管理システムグループは、ニューメリカルテクノロジーズ株式会社と協力し、パブリッククラウドの利点を活かしながらリスク計測の繁忙期でも業務効率を維持できるよう、計算処理の負荷分散や耐障害性を考慮した設計を実現しました。また、AWS PrivateLinkの利用により、セキュアなネットワークを構築し、自社システムとNtSaaSを連携させ、保守性にも優れたシステム環境を築きました。
運用企画部運用業務グループグループマネジャーの岡村正仁氏は、「パブリッククラウドを利用する事で、NtSaaSのシステム環境の構築期間を1か月程度に短縮し、自社システムとの連携テストに十分な時間を確保でき、業務所管部署の将来的な要望にも対応可能な拡張性のある基盤を整備できた。」とコメントしています。
保険業界では、2025年度からの「経済価値ベースのソルベンシー規制」に向け着実に対応を進めています。また、多様化する資産運用業務とリスク管理やERM業務のニーズに応えるため、柔軟なシステム再構築が注目されています。ニューメリカルテクノロジーズ株式会社は、それらを見据え、NtSaaSを金融リスク管理の中核サービスとし、拡張性・柔軟性・保守性を重視したプラットフォームを提供し続けます。