2002年11月15日 – 東京 – 金融国際情報技術展FIT2002 於:東京国際フォーラム

概要
このセミナーでは新BIS規制(Basel II)のあらましのほか、2006年を展望した銀行業のあり方、各種のDCF法とその実践的批判、リスク管理に関する最近の話題を扱いました。資料の内容はBIS規制そのものに関する知識を前提にしています。現行のBIS規制案についてはバーゼル銀行監督委員会のQIS3に関するドキュメント、ならびに日本銀行のホームページの和訳資料を併せてご覧いただければ幸いです。
現実的なBIS対策とともに、リスク管理を通じた金融機関経営への一助となれれば幸いです。

内容

1. 新BIS規制のあらまし

  • 1.1 新BIS規制の概要
  • 1.2 BIS規制導入のタイムスケジュール
  • 1.3 リスク量計測面の変更について
  • 1.4 信用リスク:第2次案以降の見直し論点1
  • 1.5 信用リスク:第2次案以降の見直し論点2
    信用リスク:第2次案以降の見直し論点2
  • 1.6 結局何をすればよいのか

2. 2006年: 日本への旅

  • 2.1 2002年11月: 竹中案を巡る構図
  • 2.2 政府次第の銀行経営
  • 2.3 現状維持 vs. 構造改革
  • 2.4 PLAN B への流れは止まらない?
  • 2.5 新BIS規制が示すところは明解
  • 2.6 BIS国際基準行
  • 2.7 国内基準行
  • 2.8 構造改革+新BIS規制=こんな世界?
    構造改革+新BIS規制=こんな世界?
  • 2.9 変わる銀行員生活
3. 与信査定とDCF法

  • 3.1 DCF法とは
  • 3.2 DCF法:適用対象による分類
  • 3.3 DCF法の適用例:実践&応用編
  • 3.4 金融再生プログラムとDCF法
  • 3.5 適正価格算出:貸出金利設定1
  • 3.6 適正価格算出:貸出金利設定2
    適正価格算出:貸出金利設定2
  • 3.7 直接金融の前提としてのDCF法
  • 3.8 DCF法への実践的批判

4. リスク管理手法の現在

  • 4.1 ニューメリカルは何をしてきたか
  • 4.2 BIS規制対応で大弱りという話は聞かない
  • 4.3 市場VaR手法の発展は一服状態
  • 4.4 VaR & EaRの限界には皆気づいている
    VaR、EaRの限界には皆気づいている
  • 4.5 克服すべき問題
  • 4.6 ALMシステム開発中

 

セミナーで配布した資料「新BIS規制を睨んだリスク管理 」(pdf 1.96MB)はこちらからご請求いただけます。

その他セミナーで配布した資料は www.numtech.co.jp/resources/presentations-reports/ でご確認いただけます。

NumTech
https://www.numtech.co.jp/

ニューメリカルテクノロジーズ株式会社は、最先端の金融リスク管理ソフトウェアパッケージ製品の開発・保守サポートを提供するソフトウェア開発会社であると共に、高機能コンピューティング(HPC)、並列モンテカルロ・シミュレーションおよび金融モデリングに高い知識と経験をもつコンサルティング会社としての側面をもちます。